藪から棒で申し訳ありませんが、口内炎になったことありますか?
じっとしていても痛い、何を食べても痛い、何を飲んでも痛い、自分の唾液でも痛い、ばかばかしいほど痛い口内炎ですが、こういった炎症を起こしている「炎」のつく病気にもプロポリスは効果をあらわすそうです。
抗炎症作用、または消炎作用というのは、抗菌作用とともにプロポリスの顕著な生理作用のひとつです。「炎のつくほとんどの病気に効く」という医師もいるほどで、プロポリスの臨床応用文献の中で最も多いのがこの消炎作用なのです。欧米での報告が多いのですが、最近は日本でも、内科、外科、歯科、皮膚科の専門医もプロポリスの消炎作用に注目して、臨床に応用している例も多くなっているようです。
多くの医師が異口同音にいうのは「口内炎」によく効いたと言う話ですが、海外では20年以上も前に、その臨床報告が行われていました。
このほか、プロポリスの消炎作用は、歯周炎などウイルスによる発症と考えられている「炎」のつく病気にも有効だといわれています。
この消炎作用は、 プロポリスの何が作用しているのでしょうか。その有効成分については、プロポリス研究者の間では「消炎作用だけでなく、抗菌、麻酔、鎮痛作用が総合して作用しているものであろう」とかんがえているようです。また、「ひとつひとつの成分が、単独で作用しているのではなく、プロポリスの多様な成分が複雑に絡み合って、さまざまな効果を生み出しているようです。したがって、プロポリスは、その全成分をそのまま利用することが重要なのではないか」という見方をしているようです。
つまり、消炎作用だけでなく、他の有効な作用と合わせて効果を発揮しているということです。
医薬品のように少量でも効くのか?
「炎」のつく病気には、耳鼻咽喉科の病気だけでなく胃炎、気管支炎といった病気もあります。 このうち、ウイルスが原因で起こる気管支炎や口内炎、歯周炎はプロポリスの抗菌、抗ウイルス作用が働きます。それと同時に、消炎作用も働いていると考えられます。
それでは、どの位の量のプロポリスを飲めば効果が期待できるのでしょうか。この点に関しては、口内炎のように直接プロポリスを患部につけて炎症を抑える効果があるといっても、医薬品のように少量で効く、誰にでも効くというものではないといったところのようです。
このあたりが「プロポリスは医薬品ではなく、健康食品なのだ」といわれる所以なのかもしれませんね。