プロポリスの好転反応
プロポリスを飲んでいると「好転反応」が出るとよく言われるようです。しかし、プロポリスの好転反応について正しく知っている人はほとんどいないというのが現実のようです。また、副作用やアレルギーと同じ意味にとらえている人も多いようです。
それでは、プロポリスの好転反応とはどんな状態をいうのでしょうか?
そもそもプロポリスの好転反応とは、漢方や民間療法でよく使われる言葉なのだそうです。漢方では「瞑眩(めんげん)」といって、薬効が優れているほど、その現れ方も激しいといわれています。瞑眩とは、ほんらいはめまいの意味で、「漢方治療時に治癒に先立って起こる一過性の激症」のことをいいます。
プロポリスの場合は、人によって出たりでなかったり、飲み始めて数日で反応が出る人、数週間後に出る人などさまざまなようです。
最近では、プロポリスの製造方法や成分分析などがすすんだせいか、好転反応が出ない人の方が多くなったようです。しかし、少数ながら出る人もいますので、その差はいったいどこから来るのか、あるプロポリス業者さんは次のような例をあげています。
- 便秘症の人など、体の中の老廃物がうまく調整されていない人
- 肝機能や腎機能が低下している人
- 食品添加物を含む食べ物を多く摂っている人
- 鎮痛剤などの薬を多用している人
- 病弱の人
これらの人にプロポリスの好転反応が出やすいといっているようです。
逆に、プロポリスの好転反応のでにくい人というのは、どういった人なのかというと、まず体内の老廃物や毒素などを排泄している人、例えば普段から便通の良い人、運動やサウナなどでよく汗を流す人、また、漢方やハーブなど自然の生薬を長く飲んでいる人、栄養バランスの良い食事を規則正しくとっている人などがあげられます。簡単に言えば、普段健康な人ほどプロポリスの好転反応は出にくいといえそうです。
好転反応、具体的には?
これはプロポリスの好転反応に詳しいというプロポリス業者さんの話だそうです。 プロポリスの好転反応といわれる症状は、男女差や年齢差による違いはほとんどないのだそうです。
プロポリスの好転反応が現れる部位は、強いてあげると、臀部、腰部、肘の内側や首のまわりなど、皮膚の柔らかい場所にぽつぽつと赤い斑点状の吹き出物が出ることがあります。また、目の周囲、ほお、足や手の指の間などがかぶれたりする場合もあるようです。
こうした症状が出ると、あわてて皮膚科に駆け込む人もいるようです。また、即刻プロポリスの飲用をやめるように指示する医師も中にはいるようです。その時点でプロポリスを飲むのをやめても良いですし、徐々に飲む量を減らして様子を見ることでも良いでしょう。 というのは、「プロポリスの好転反応がはっきりあらわれるのは快方に向かっているからで、たとえ強く症状が出たとしても次第に弱くなっていきます。」という漢方の専門家もいるからです。